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  • 元サッカー小僧のつぶやき

    元サッカー小僧のつぶやき

     サッカー元日本代表のディフェンダー、柱谷哲二さんが、最近のYouTube動画で、かつての「ドーハの悲劇」を思い出し、涙を流していた。それを見て、私も胸が熱くなった。もう30年以上も昔の出来事なのに、ただの元サッカー小僧にしかすぎない私ですら、あの悔しさは忘れられない。当時代表のキャプテンだった柱谷さんの涙には、私には想像もできないような、さまざまな思いが詰まっているのだろう。

     「ドーハの悲劇」のとき、私は大学2年生だった。小学2年生からサッカーを始め、高校まで続けた。漫画「キャプテン翼」にハマった世代。ただ、当時の日本サッカーといえば、まだ「Jリーグ」もなく、国内の一流チームの試合であっても、サッカー場には閑古鳥が鳴いていた。ワールドカップなんて夢のまた夢。そんな時代だった。

     93年にJリーグが開幕。ジーコやリネカーといった世界の名だたる一流選手が日本に集い、スタジアムは連日満員となった。そして、同じ年の10月、今まで一度も出たことのなかった、日本のワールドカップ出場が、目前に迫った。しかし、あと一歩のところで失点、予選敗退となった。あの相手選手のヘディングシュートがゴールに吸い込まれるまでのコンマ数秒間は、ほんとに時間がゆっくり流れ、「わー、入ってしまうー」と信じられない思いと共に、ただそれをテレビの前で見届けるしかなかった。そんな光景が鮮明に思い出される。

     今では、当たり前のように、ワールドカップに出場し、それどころか、前回大会では、ドイツやスペインといった強豪国を破るほど、強くなった日本。国立競技場のスタンドがガラガラの時代を知る人間からすると、この30年での日本サッカーの躍進ぶりには、ただただ驚かされる。そして、今年2026年6月には、ワールドカップの北中米大会が開催される。日本代表を応援するのはもちろんだが、世界各国の一流選手によるスーパープレイの数々を思う存分堪能したい。(山下)