「レンギョウが咲いたんですよ」。知人の高齢の女性が、スマホに収めた画像をうれしそうに見せてくれた。女性は、この黄色い花が大好きで、自宅で栽培。今の時期は部屋の中に鉢を移して、一日中観賞しているという。
恥ずかしながら、私は花の名前をあまりよく知らず、このレンギョウも初めて聞く花だったので、インターネットで調べてみた。すると、一般的には3月〜4月ごろに咲く花らしく、2月に咲くのはちょっと早め。きっとここ数日の暖かさに誘われたのだろう。
また、レンギョウは、高村光太郎の智恵子抄の中にも登場する。高村光太郎が亡くなった際には、彼が愛用したビール用のコップに、レンギョウの花が生けられ、棺の上に飾られたという。彼の命日は「連翹(れんぎょう)忌」と呼ばれているそうだ。
この時期の代表的な花といえば、梅だが、熊本でも2月2日に開花が発表された。3月になると、桜の便りも届き始める。春はもうそこまで来ている。
こうやって、身の回りの植物たちは、季節の移り変わりを知らせてくれる。そういう変化を敏感にキャッチしながら、私も生活していきたいと改めて思った。そういえば、ここ数日、鼻がムズムズ、くしゃみも出始めたけど、これってもしや‥(山下)

