いい会社を作りたい。その気持ちが一番強い。そのためには「ない頭で考えるな。時間の無駄」と常々思う。会社(事務所)を経営していると、わからないことばかり。課題がどんどんでてくる。それは線路の枕木のように次から次に、だ。どうすれば、いい会社になるのか。頭を悩ませない日はない。
私はある時から自分の感覚を信用しないように決めた。会社を経営して10年以上になるが、日々新たな課題に直面する。時代の流れも早くなっている。経験則でどうにかなるほど、経営は甘くない。自分の頭で考えたところで、何がわかるというのか、と思う。しかも、人様(従業員)には貴重な時間を使って会社に貢献してもらっているのだから、私に悩む時間はない。即決即断が求められる。毎年毎年会社を成長させるのは当たり前だし、給料を上げるのも当然だと思っている。だが、力及ばず、迷惑をかけたこともある。あまりの悔しさ、申し訳なさに、涙もたくさん流してきた。
だから、分からないことがある時は、本を読むか、「課題」を乗り越えた先輩にすぐ尋ねるようにしている。私が思い悩む問題の多くは、すでに、多くの人が経験しているし、近くに聞ける人がいなければ、本に書いてあることに気づいた。本を2、3冊買えば、大抵答えは書いてある。大事なのは、書いてあることを素直に実践できるかだ。その問題を解決するのに、自分を変える覚悟をいつでも持てるかが、カギを握っている。
人の悩みの90%は、人間関係に起因する。それを解決するために、自分を変えられるかがとても重要だ。とかく、自分が変わるより、人に変わってほしいと考えがち。しかし、人を変えるのは至難の業。それより、まずは自分が変わる。そうすれば、結果は変わる。
無い頭で考えるな。馬鹿の考え休むに似たり。まさにそう思う。だから私は、人に、本に、教えを乞う。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥である。(宮村和)

