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    「空き家」支援法人に指定

     「空き家」のことも、あかりテラスにおまかせ! このほど、あかりテラス(不動産部門)が、熊本市の「空家等管理活用支援法人」に指定された。この指定は、今年度から熊本市が新たに設けた制度で、今回指定「第1号」(他に2法人も同時指定)。あかりテラスはすでに、熊本市の「空き家相談員」としても登録されており、今後一層行政と協力しながら、社会問題となっている空き家対策に取り組んでいく。

     熊本市とあかりテラスのこれまでの連携を紹介したい。熊本市の担当課から、空き家の処分を検討している所有者の相談を受けたことがある。「ホスピスに入居して、もう自宅に帰ることはない。空き家となっている自宅を処分して、自分が生きた痕跡をきれいにして、あの世にいきたい」。この方は、配偶者も子どももいないが、きょうだいがいた。しかし、きょうだいとは疎遠で、身近に頼れる人はいなかった。事情があり、すぐに自宅の売却はできなかったため、遺言書を作って、亡くなった後に自宅を処分することになった。

     健康状態の心配もあったため、遺言書の作成は急ピッチで進んだ。最初の面談の1週間後に公正証書の遺言書が完成した。だが、完成のわずか3日後に、その方は亡くなった。

     遺言書があったため、その内容に従って、その方が気にしていた自宅の売却がスムーズに進んだ。逆に、遺言書がなければ、疎遠だった複数のきょうだいを巻き込んで、「相続」の協議が行われる。もちろん、その進み具合は計り知れないが、場合によっては、長期化したかもしれない。そうなると、この家はまさに「空き家」となり、相続の解決まで、何年も放置されていた可能性がある。

     空き家問題の多くは、相続が絡んでいることが多いと感じる。所有者が亡くなった後、だれがその家や土地を引き継ぐのかが決まらず、結果、空き家になってしまうのだ。その意味で、相続に備える遺言書の作成は、この空き家問題の解決にも、大きな役割を果たす。「空き家を防ぐ」という視点でも、ぜひ遺言書の価値を捉えてほしい。(山下)