会場の外まで笑い声があふれ出していた。熊本市中心部にある屋内施設の一室。そこでは、高齢者が参加する健康運動教室が開催されていた。
笑い声の中心にいたのは、健康運動指導士の西田仁美さん。参加者のトレーニングを指導するインストラクターだ。西田さんの指導はいつも、楽しく笑いながら、体を鍛えられるとあって、以前、あかりテラスの終活セミナーにも協力していただいたことがある。私たちともご縁がある先生だ。
「あと一センチひざを高く上げて」。西田さんの指導は、ちょっとだけスパルタ。スクワットやかかとの上げ下げなど、50代の私でも結構負荷のかかる筋トレやストレッチを次々に行い、参加者は、それに必死についていく。すると、「眉間にしわよってるよー」と西田さん。その一言に、参加者の頬もゆるむ。
「1、2、3、4」と数字をカウントしながら、同時に手をたたいたり、両手を高く上げたりする、脳トレを組み合わせたリズム体操では、なかなか数字と動作がかみ合わず、皆大笑い。こうした運動を、みっちり1時間。途中から急きょ参加した私も清々しい汗をかいた。しかも、足の筋肉はパンパン。日頃の運動不足をちょっとだけ解消できたかも。
このメニューを、週1回行っているという。道理で、参加者の皆さんの表情がとてもいきいきしているわけだ。運動と、笑いと。介護にならないよう、健康づくりを楽しんでいる様子がとても印象に残った。
ちなみに、なぜ私がその会場にいたのかというと、西田さんの運動指導に続いて、終活講座を担当したから。私も事前に体を動かし、しっかりウオーミングアップができていたからか、いつもより講座のおしゃべりが調子良かった? (山下)

