ばあちゃん元気か

 先日、祖母がお世話になっている施設にお見舞いに行ってきた。私が行ったのはかなりの久しぶりだった。1年近い久しぶりだった。開口一番「この人は誰かねー?」だった。父親も認知症だったので忘れられることも準備していたが、やはりちょっとショックだった。一生懸命、自分が何者かを伝えたらすぐに思い出してもらったが、「あんたこんな顔だったかねー?顔がかわっちょるけんわからんばい。」と言われた。

 話している間、私はこのばあちゃんとの思い出を思い出しながらしゃべっていた。どう考えても可愛がってもらったし、相当お世話になってきた。ずっと心配もかけてきただろう。司法書士になったときには相当喜んでもらった記憶がある。94歳になる。いつまで生きるか。いつまで覚えてくれているか。すぐ次の日も子供たちを連れて施設に行った。

 忙しさにかまけて、家族に会いにも行かない。自分が反対の立場だったら、やはり家族に会いたいだろう。私は家で死にたい。家で死ねる、健康と体力とお金と家族との人間関係を築いていかないといけない。(宮村和)