カテゴリー: 相続相談の現場から

  • 笑って、鍛えて

    笑って、鍛えて

     会場の外まで笑い声があふれ出していた。熊本市中心部にある屋内施設の一室。そこでは、高齢者が参加する健康運動教室が開催されていた。

     笑い声の中心にいたのは、健康運動指導士の西田仁美さん。参加者のトレーニングを指導するインストラクターだ。西田さんの指導はいつも、楽しく笑いながら、体を鍛えられるとあって、以前、あかりテラスの終活セミナーにも協力していただいたことがある。私たちともご縁がある先生だ。

     「あと一センチひざを高く上げて」。西田さんの指導は、ちょっとだけスパルタ。スクワットやかかとの上げ下げなど、50代の私でも結構負荷のかかる筋トレやストレッチを次々に行い、参加者は、それに必死についていく。すると、「眉間にしわよってるよー」と西田さん。その一言に、参加者の頬もゆるむ。

     「1、2、3、4」と数字をカウントしながら、同時に手をたたいたり、両手を高く上げたりする、脳トレを組み合わせたリズム体操では、なかなか数字と動作がかみ合わず、皆大笑い。こうした運動を、みっちり1時間。途中から急きょ参加した私も清々しい汗をかいた。しかも、足の筋肉はパンパン。日頃の運動不足をちょっとだけ解消できたかも。

     このメニューを、週1回行っているという。道理で、参加者の皆さんの表情がとてもいきいきしているわけだ。運動と、笑いと。介護にならないよう、健康づくりを楽しんでいる様子がとても印象に残った。

     ちなみに、なぜ私がその会場にいたのかというと、西田さんの運動指導に続いて、終活講座を担当したから。私も事前に体を動かし、しっかりウオーミングアップができていたからか、いつもより講座のおしゃべりが調子良かった? (山下)

  • 「人生会議」してますか?

    「人生会議」してますか?

     世の中いろんな会議があるが、「人生会議」という言葉を聞いたことがあるだろうか? 人生の? 会議? この会議のテーマは、平たく言うと、「命にかかわる大きな病気やケガをしたときに、どんな治療を受けたいか」である。それを考える会議を、本人やその家族、身の回りの人などと行うのである。

     では、なぜ、「人生会議」が必要なのか? 例えば、脳梗塞などで急に倒れ、意識を失ってしまったとき、もし「延命治療をするか否か」という決断をしなければならないほど重篤な容体であったなら、その意思表示を本人はすることができない。となれば、そんな命にかかわる判断を、家族や身の回りの人がしなくてはならなくなる。「本人が意思表示ができなくなったときのことを考える」というのが、この人生会議の肝である。

     私の父が亡くなる前2年間ほど認知症で、意思表示ができなくなっていた。体も衰え、そのうち、口からの食事が難しくなった。その際、本人は意思表示ができないため、担当医師が、私の母に対して「胃ろうしますか? しませんか?」と尋ねた。母は「夫はきっと『しなくていい』と言うと思います。だから胃ろうは、しません」と答えた。

     そして、父が亡くなった。その際、母は泣きながら、私に言った。「あのとき胃ろうしていたなら、(父は)もう少し長生きしたんじゃないか?」。母は、自分を責めた。

     人生会議ができていれば、つまり、父が元気なうちに、「おれは胃ろうなどの延命治療をしなくていい」と家族に伝えていれば、母は苦しまずにすんだはず。人生会議は、そうなってしまってからでは、できない。少しでも早めに、元気なうちに、自分にとって大切な人に、自分の考えや希望を伝えておいてほしいと思う。

     この人生会議の普及を目的に、あかりテラスの事務所がある地域で活動する医師や看護師、地域包括支援センター、薬剤師、ケアマネジャー、障がい者支援団体などで、ACPデザインネットワークというグループ(写真)を作っている。新年度から、このメンバーが講師となって、人生会議を分かりやすく紹介する出前講座を行う取り組みを始めた。地域の公民館や事業所などに無料で出張するので、ぜひ声をかけてほしい。(山下)

     

  • 応援ありがとう!

    応援ありがとう!

     「相続漫才、エムワンがんばれー!」。今日は、大津町の公民館で相続漫才®︎をやって来ました。漫才の終了後、参加者の皆さんから、M-1グランプリに向けて、エールを送っていただきました(写真)。本当にうれしかったです。

     相続漫才®︎を見に来られた方は、そもそもお笑い自体を生で初めて見る方が多いようです。だから、相続漫才®︎を、純粋にエンターテインメントとして楽しんでいただけるように、同じテーマでもネタの内容を日々更新しながら、一生懸命作り上げています。

     そして、私たちは、現場でのふれあいも大事にしています。ネタの最中に、一発ギャグを参加者と一緒に体験したり、漫才が終わった後に、参加者の方たちとお話したり、写真撮影を行ったりして、交流するようにしています。相続漫才®︎に来てもらうことが、普段の日常生活では味わえない、「非日常」の体験として、参加者の皆さんの「幸せなひととき」となってもらえたらと思っています。

     参加者の皆さんの笑顔を見られるのが、私たち芸人の最高の幸せです。次の会場に伺うのが今から楽しみでなりません。(ひゅうま)